528 別の観点から見れば、亜種や種というより品種の段階なのかもしれない。犬や猫の品種と同じということである。犬はアラビア狼、猫はリビアヤマネコが原種とされる。猫については知らないが、犬については、様々な品種を広い囲いのなかで雑交させておくと、6代目には原種に戻るらしく、一様に狼のような見た目になるという研究報告がある。 匿名さん2017/12/12 16:29
529 現代生物分類学は細分化の時代であり、今後もしばらくはこの傾向が続くものと見られる。しかし、最近になって“種”として認められたものは、その不動性においては確固としたものではなく、今後も変わりゆく流動性を伴った種であると考えられる。分類学も軽薄短小の時代に入ったと見做すことができる。 匿名さん2017/12/17 00:30
530 さて、形態による分類から遺伝子解析に依る分類が主流になりつつあるキッカケは何だったんだろうか?要は、形態が種の決めてであるという固定観念が揺らいできたそのキッカケである。 匿名さん2017/12/22 00:02
532 遠く離れた土地に分布する系統の異なる動物が互いに似ていることはある。これは想像だが、この点に疑問を持った学者がいて、遺伝子解析を開始したのではないか?例えば、ミドリニシキヘビとエメラルドツリーボア。前者はニューギニアに生息し、ニシキヘビ亜科に属する。後者はアマゾンにいるボア亜科の種である。しかし、見た目は酷似している。一般人なら区別できないはずだ。私のようにニシキヘビとボアの差異を認識しているマニアなら別だが、普通の人は先ず、できないであろう。 匿名さん2017/12/25 03:19
533 共に樹上性で、枝に体を振り分けるようにして絡み付き、頭をその真ん中に置く姿勢もそっくりである、と言うか同じといって良い。そして近づいてきた鳥を捕食するのである。つまり同じような生活様式、生態を持っているのである。その結果、見た目も酷似するようになったらしい。「ミドリ」「エメラルド」とあるように体色も緑色で、ほぼ一緒。周囲の木の葉と紛れるような色となったものと思われる。 匿名さん2017/12/25 16:45
534 両種とも、幼体から亜成体までは、黄色や赤色なので、おそらく先祖はこのような色彩だったと思われる。そして当時は地上性だったのかも知れない。 ちなみに、樹上性の種でも産卵は地上に降りて行うので、樹上種の先祖は地上性だと想像されるのである。 匿名さん2017/12/26 21:39
536 この2種の遺伝子解析をしたら、別種であるからして、当然のごとく差異はあるはずだ。環境や生態的地位、生活様式が似たために外見が似たということ。一般に収斂現象と言われるが、先のタイガーサラマンダーの他にもあるようだ。次からは、それらを紹介していく。 匿名さん2017/12/31 01:10