538 >>537 有難き御言葉。さて、別のスレで遊び過ぎたので、カキコが遅れましたわ。 今度はトカゲの例を見てみましょう。アジア、オセアニア、アフリカに分布するオオトカゲの仲間。これらはオオトカゲ科に属するグループである。しかし、これらと一見似た外見のグループが中南米に分布する。テユー科或いはテグートカゲ科である。代表種はレッドテグーとブラックアンドホワイトテグーで、1mから1.4mに達する。日本にもペット用として輸入され、大型でパワフルなので人気がある反面、大きくなってから持て余されて、ペット店へ引き取られるなどして手放されることが多い。何年か前にレッドテグーの死体が札幌市内の路上に放置され、問題となったことがある。ただ、これは希なケースであり、保健所へ犬、猫を持ち込んで処分させるこれらの一般人よりも爬虫類や両生類の愛好家には良心的な真の動物好きが多いと思う。 匿名さん2018/01/02 00:26
539 テグー科のグループも生態系の上位に位置することが多く、オオトカゲ科と共通する。従って、生活様式も似ており、姿形も似てきたということらしい。分類的にはテグーはカナヘビに近いのだが、他に大型のトカゲがいない中南米では、大型化したということのようだ。 グリーンイグアナなどイグアナ科のトカゲには大型の種がいるが(グリーンイグアナは2mに達する)、こちらはほぼ草食であり、肉食のテグーとは餌の面で競合しない。 匿名さん2018/01/02 00:35
540 カナヘビと言えば、日本にいる小さなカナヘビを連想する人が多いと思う。全長が20~25cm程で、尾が2/3を占めるから、頭胴長では7,8cm位。印象としては数値より小さく感じるはずだ。ニホントカゲもこの位の大きさである。さて、カナヘビの“本場”と言えば、ヨーロッパ。各種のカナヘビが分布し、15~25cmの種が多いが、大型種では40cm以上に達するものもいる。ミドリカナヘビで30~40cm、ホウセキカナヘビは50~70p、大型の亜種のオスでは90pに達することもあるようだ。 匿名さん2018/01/14 02:26
541 ヨーロッパには他に大型のトカゲが分布しないので、一部のカナヘビが大型化したともみなすことができる。バルカン半島にはヨーロッパヘビトカゲが分布し、1mに達するが、カナヘビとは生態が異なるので、競合はしないようだ。さらに、カナリア諸島にも幾種かのカナヘビが生息するが、最大種のグランカナリアカナヘビは60p以上に達するという。ところが、さらに大型の種がいて、同じくカナリア諸島の一つ、ラ・ゴメラ島のラゴメラオオカナヘビは1.2mまでに成長する。 アジア、オーストラリア、アフリカのオオトカゲ、南米のテグー、ヨーロッパの大型カナヘビと見てきたが、共通するのは生態系の上位に位置するということである。生体的地位が同じだと外形が似てくる現象はここにも当てはまる。 匿名さん2018/01/15 21:51
543 1.2mのカナヘビなんて、想像もできない。グランカナリアカナヘビもそうだが、この大きさだと、小さな島には餌となる小動物が不足するか殆どいないことが理由と思われるが、食性は植物食のようである。幼体の頃は昆虫なども捕食するようなので、元来は肉食のようだが。さて、日本のカナヘビが25pとすると、1.2mの個体は全長で5倍近い。すると、体重では125倍ほどか?いや、もっとか? グランの方は、わが国にも輸入され、時折だが繁殖例も聞かれるようになったが、ラゴメラの方は、最近、やっと個体数が回復し始めたが、まだまだ絶滅のおそれがあり、予断を許さない状況である。日本にペット用として輸入される日はまだまだ来ないであろう。 匿名さん2018/01/20 00:57
544 閑話休題。トカゲと来たら、次はヘビである? 大型トカゲの生息するところには、大型のヘビもいるような傾向がある。漠然と、そんな気がするので、具体的に見ていこう!次回に乞うご期待。 匿名さん2018/01/20 01:01
545 では、地元のアジアから。アジアの代表的大型トカゲと言えば、ミズオオトカゲが挙げられる。最大で2.7mとされるが、それ以上の個体もいるとされる。他にはベンガルオオトカゲ。1m位のものでは、デュメリルやキイロオオトカゲ。別格としてはコモドオオトカゲが存在する。さて、大型ヘビを見ると、世界最大種アミメニシキヘビが生息する。さらにインドニシキ。より短いが太さ十分のアカニシキヘビ。ヘビの方も迫力満点ですなwwwww まあ、アジアは爬虫類の宝庫でありますので、まだまだ未発見 のヘビやトカゲが隠れているかもしません。 匿名さん2018/01/26 00:49