滋賀医大生「性的暴行」事件 2人に逆転無罪 検察側が上告へ
滋賀医科大学の男子学生2人が女子大生に性的暴行を加えた罪に問われ、大阪高裁が1審の実刑判決を取り消して、逆転無罪の判決を言い渡した裁判で、検察が上告しました。
滋賀医科大学医学部の27歳の男子学生と29歳の男子学生は2年前、別の大学に通う女子学生に性的暴行を加えた罪に問われています。
1審の大津地裁(谷口真紀裁判長)は、女子学生の証言の信用性を全面的に認めて27歳の男子学生に懲役5年、29歳の男子学生に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡し、2人が控訴していました。
大阪高裁(飯島健太郎裁判長)は12月18日、「女子学生は自身に不利な行動を隠す供述をしていたのに1審は十分な検討をせずに信用できるとしていて不合理」と指摘。
「2人の行為や発言が暴行・脅迫に当たるとは認められず、女子学生の同意があった疑いを払拭できない」として、逆転無罪を言い渡していました。
大阪高等検察庁は26日、最高裁判所に上告したことを発表し、「上告審で適正な判決を求めるため」とコメントしています。
滋賀医科大学医学部の27歳の男子学生と29歳の男子学生は2年前、別の大学に通う女子学生に性的暴行を加えた罪に問われています。
1審の大津地裁(谷口真紀裁判長)は、女子学生の証言の信用性を全面的に認めて27歳の男子学生に懲役5年、29歳の男子学生に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡し、2人が控訴していました。
大阪高裁(飯島健太郎裁判長)は12月18日、「女子学生は自身に不利な行動を隠す供述をしていたのに1審は十分な検討をせずに信用できるとしていて不合理」と指摘。
「2人の行為や発言が暴行・脅迫に当たるとは認められず、女子学生の同意があった疑いを払拭できない」として、逆転無罪を言い渡していました。
大阪高等検察庁は26日、最高裁判所に上告したことを発表し、「上告審で適正な判決を求めるため」とコメントしています。