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プラトニックラブは-5
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😱
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針生先生と信之さんは、私が学生時代に、お二人で何をしていたのだろう?
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信之さん「君があんなことをするなんて、軽蔑した。」
私は、キョトンとしていた。
信之さん「僕のことを好きと言ったのは、嘘か?」
私は、うつむきながら、「貴方を好きになっては、いけませんよね。」と答えた。
信之さん「僕を好きならば、なぜ?」
私は、またキョトンとした。
信之さん「まさか…?君は、あの英語の教師の所で、何か飲まされていないか。」
私「先生と同じで、私もトイレが近いので、いやごめんなさい。」
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信之さん「謝らなくていい。続けて。」
私「帰りの電車でトイレに行きたくなるのは嫌なので、飲みたくないと針生先生にはお伝えしました。でも…。」
信之さん「君から進んで飲んだのか?」
私「違います。あの…これをお話ししても、私を軽蔑なさりませんか?」
信之さん「しない。全て話しなさい。」
私「先生、手を握って良いですか?針生先生から「口移しで飲ませてもいいですか?」と言われ、私は怖くなって自分から飲みました。研究室に行ったのも、小学生の頃の同級生の清水章吾さんの娘さんのお話を英語の授業中に話され、私は、話したくなくて。彼女のことを思い出したくなくて。私が、彼女から突き飛ばされたり、ノートや教科書を破かれた。私の方がいじめられたのに。彼女の仲間たちに、中学の時、もっと酷い事をされたのに。」
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私「やっと私のことを知らない場所に来たのに、なぜ?高校は、違ったけど、また高校と同じように、女子学生に貴女は顔だけで、先生を惑わすとは言われたくない。頑張っているのに。気を遣って生きているのに。」
私は泣き出した。
私「私は、誰も傷つけていない。言わないといけませんか?私は、いじめられていた…傷つけられたと。先生、嫌いになったでしょう?」
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信之さん「嫌いになっていない。だから君は…?」
私「小学生の頃、助けてくださった同級生の女の子がいた。中学の時は、親友もできた。そんなことないよって言ってくれた友がいた。高校はいなかった。また大学でもって。中学の親友に会うと「のんちゃん、変わったね。もっと私には気を使わないように生きてよ。」って言われて、ハッとした。私が悪い?私、針生先生の「周りから浮いていますよ。」と言われて、疲れたよ。頑張って合わせているのに。」
私は大泣きした。
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先生の手を握って、泣いていた。
信之さん「久米さんたちから、英語の授業中のことは聞いていた。君が凍ってしまい、一週間くらいは、挨拶は周りにしていたが、君が教師と生徒までに距離を置いていた。クラスの女子が、「今日、のりえちゃんが休んだらどうしようと思ったよ。」と言われ、君は言ってくれた女子に何度も頭を下げて、「ありがとう。私の言動で、貴女や周りを傷つけてごめんなさい。」と言った。それからは、英語の教師とは女子生徒たちが、距離を置きだした。だったね?」
私「どうして、ご存知でしょうか?私が、性格が悪いから?」
信之さん「君は違う!悪いのは、君のことを何も知らずに、最初に、英語の教師に文句を言った品川だ。品川の話を聞いていた生徒たちは、君の性格に、申し訳なく思い、今でも後悔していると言っている。」
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私「その方とお話できるならば、私には気を遣わないでとお伝えください。私が最初に、いじめられると思った。なのに…久米さんを無視しなさいと品川さん、高橋紀子ちゃんに言われ、私は「できないよ。」と言った。「最初にいじめるのは、鈴木、お前だった。」と品川さんから怒鳴られ、私は、従えなかった。後藤田美代ちゃんに「無視することはできないから、私は一人でいるね。ただ授業中、私はここには座っていても、良い?」と聞いた。田美代ちゃんは、「のりえちゃんが苦しむのは見ていられないよ。」と一緒になって、久米ちゃんのことを苦しんでくれた。次は、田美代ちゃんが。何で?彼氏ができたからって、喜べないのはわからないよ。」
先生は、私を抱きしめていた。
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私「英語の授業中に、田美代ちゃんが泣いていた。それなのに、品川さんは暴言をしていた。だから、奈々ちゃんや久米ちゃんに、「彼女をお願いね。」と言ったら、お願いした皆さん、了承していたのに…、品川さん。いい加減にしてよ。「鈴木、お前が一番、嫌いだ。最初から目を付けていたのに、針生、男子たち、女子まで…。お前を無視したら、私が疑われるだろ?」田美代ちゃんは「私に構わないで。のりえちゃんまでいじめられる。」と泣いていた。」
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私「先生、私はどうしたら良かった?男子たちが、騒ぎ出し、「のりえちゃん以外、皆んな気持ち悪いよ!」と品川さんの悪口を言い、私は、クラスの皆さんに謝った。皆んな、「私は、何も悪くない。」って言ってくださっていた。悪いのは、最初から品川だと。」
信之さんは、頷きながら、抱きしめてくださっていた。
私「ずっと貴方のそばにいたい。貴方のことが好き。愛している。きつく抱きしめて。」
信之さん「一目見た時よりも、もっと君のことが好きになった。」
私「先生、抱いて…。」
私は、力がなくなっていった。
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田美代ちゃんのことがあって以来、また品川さんに対する皆さんの態度は悪くなっていった。
奈々ちゃん「のりえちゃんが苦しむといけないから、田美代ちゃんのことは理由を知らない男子たちには、私や久米さん、砂場さんから話したよ。男子たちは、皆、品川さんの味方じゃないよ。貴女や田美代ちゃんの味方だよ。」
私は、泣き出してしまった。
私「ご迷惑をかけてごめんなさい。私がしっかりしていれば…。」
奈々ちゃん「違うよ。私のグループの人が最初から、品川さんを「嫌いだ。」と言っていたから、何かと思っていたら、こんなことか。またのりえちゃんが辛くなったら、席を移動して、私たちの方に座って良いよ。」
私「ありがとうございます。」
私は、大粒の涙を浮かべながら、何度も謝り、感謝の言葉を使っていた。
奈々ちゃんの友達二人も、「のりえちゃんじゃなかったら、そんなこと言わないよ。のりえちゃんが性格が良いから、人肌、脱ぐよ。」と言ってくださった。
私は、また泣き出した。
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