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プラトニックラブは-5
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😱
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針生先生「ほら、裸で彼女が欲しがっている。抱いてあげなさいよ。」
男性「人前で抱けるか!こんなに傷ができて。綺麗な身体だ。」
私を抱きしめていた。
針生先生「彼女が感じるのは、ここですよ。」
私は、感じてしまい、声を出していた。
男性「やめろ!君を失いたくない。愛している。」
私も、微かな意識で、信之さん、愛している。と答えた。
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うめ吉ちゃん、体調が悪い。
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吐き気がする。
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うめ吉ちゃん。
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針生先生、貴方はまだ芸能界で活躍されているの?
彼女のあの髪の毛とファッション。
品川さんにしていましたよね。
佳子ちゃん「似合わないわけじゃないけど、なんかね。」
私『雀の巣みたい…。勉強の邪魔だ。』
誰かが言った。「のりえちゃんが似合うと思う。」
私は、凍った。
私「違う。えりちゃんが一番、似合うよ。」
私は、針生先生の顔を見た。
針生先生「研究室に来ていただけますか?」
私は、下を向いて「はい。」と小さくうなずいた。
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私「先生、お時間よろしいでしょうか。」
針生先生「お待ちしていました。こちらへどうぞ。」
私「失礼します。あの…。」
針生先生「あの髪型とファッションでしょうか。」
私「彼女には、似合わないと思います。」
針生先生「僕もそう思いますよ。」
私「だったら、なぜ?」
針生先生「貴女のためだ。」
私「私の?」
針生先生「貴女の真似をするから、彼女にはお人形みたいになってもらいました。」
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私「アンダースタディ…。」
針生先生「貴女は、賢いですね。ここで英語を使いますか?」
私「代役…。私が、代役で良いのです。私は、多分、高校の時に死んでいた…。あの記憶…。ホームから突き落とされた。知らない男性が英語の教師の部屋にいた。体調が悪くなり、寝てしまった。思い出したくない。嫌。」
針生先生「ホットミルクを飲んでください。」
私「失礼します。いただきます。」
私は、二、三口飲んだ。
針生先生「貴女は、記憶しなくて良い。過去がある大学教授を呼べば良い。TVに出たい教授はいる。ファッションもメイクも。そうすれば貴女は、僕を思い出しますよね?」
私「貴方を忘れないわ。」
私「あの部屋でジュースを飲んだ。頭が痛くなっていった。角松さんのお兄さんがいた。あの記憶は…?」
私は、だんだんと意識が薄れていった。
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針生先生「また僕が欲しくなりましたか?」
私は、答えなかった。
針生先生「貴女が感じる場所は、こことここですよ。」
私「うっ。はぁはぁ。いや。」
針生先生「もっとですか?」
私「欲しい。貴方が欲しい…。愛している。時が止まって、ずっと貴方としていたい。」
私は、記憶がなくなっていった。
針生先生「こんなことをしたくなかった。ただ裸を見たら、安心したかった。なのに、君は僕に抱かれると君は。僕は君に溺れていった。抱いたら、君は。好きだ。愛している。」
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信之さん「君に頼まれても、僕はあいつらを一生、許さない。」
私は、信之さんを抱きしめた。
私「私といる時は忘れて。私だけを見ていて。」
信之さん「軽蔑した?」
私「しないわ。どのような貴方でも愛している。」
信之さん「好きだ。誰にも渡さない。」
信之さんは、泣いてしまった。
私「貴方を困らせましたか?」
信之さん「君を好きになってよかった。一目惚れだった。僕が恨んで生きてきたのに、君はなぜ解決してくれる?好きだ。」
私は、信之さんにキスをした。
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体育の授業。
野間先生「振られたのか?」
私「私がでしょうか。」
野間先生「作り話か?君は、恋愛が苦手?」
私「はい。あの…。面倒というか。一喜一憂するならば、私は好きになれない。私って変ですよね。」
野間先生「僕が振られたというわけではないよね。」
私「先生?貴方を振る女性は、あまりいないですよ。貴方は、女性たちに囲まれていますから、私でなくても。」
野間先生「忘れられない女性がいる。その女性と同じ…以上に、君は。」
私「先生?その女性を超えられる女性ができると良いですね。いつか必ず会えますよ。応援しますね。」
野間先生「ありがとう。」
先生は去っていった。
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