熱田区の東部に位置する神宮東公園はレンガと水辺で構成される美しい公園です。南北二つのエリアに分かれ橋が架けられてます。
JR熱田駅や熱田イオンなどからは近いですね。
周辺には名古屋市体育館やテニスコート・温水プールなどもあります。
新緑の時期も紅葉の時期も美しい素晴らしい公園です。また春は沿道が満開の桜で埋め尽くされ花見スポットにもなってます。

1段目:入り口の美しいレンガのアーチゲートの先には麗しい女性の銅像が置かれてます。銅像は津田裕子作『待つ日』。
美しい公園のベンチと水銀燈の側で誰かを待ち続けてます。こちらの作品のパート2は東京の都営高島平駅前にもあります。
2段目:『待つ日』の後ろには美しい石タイルが張り巡らされた噴水があり、水が滴り落ちてます。公園内には池に続く小川が流れ子供達の水遊びの場になってます。
3段目:一面シロツメグサに覆い尽くされる光景と新緑の木漏れ日に包まれる様子
4段目:メタセコイア並木と池の構図はフォトジェニックですね。
晩秋の紅葉に染まるメタセコイア並木と、トワイライトアワーの静寂に包まれる並木と池。水面に映る木々が都会の喧騒を忘れさせてくれますね。

熱田神宮紹介前に周りの歴史遺産と熱田の名物を紹介します。

上段:七里の渡し・源頼朝生誕の地・信長塀。
七里の渡しは宮宿〜桑名宿の東海道唯一の海路。東海道では旅籠屋数は一位二位で繁栄した地の一つ。常夜灯や時の鐘、船着場などが復元されてます。誓願寺は源頼朝生誕の地、産湯として使われた井戸が残されてます。熱田神宮内ですが、日本三大土塀の信長塀は桶狭間の際必勝祈願し、見事に今川義元を討ち取る事ができたため、奉納されました。
中段:きよめ餅、蓬莱軒のひつまぶし、宮きしめんのきしめんです。
きよめ餅や宮きしめんは神宮内でも食べれます。蓬莱軒は混むので名前を書いてから熱田参拝も良い。
下段:断夫山古墳と白鳥古墳。
古事記や日本書紀では「ヤマトタケルは東征の折、この尾張の地で豪族の娘ミヤズヒメと結婚の約束をかわしたが、東征の帰途病気がもとで死に、白鳥となり飛去った」とあります。
この白鳥となったヤマトタケルの墓が白鳥古墳であり、ヤマトタケルへの思いをいだいて死んだミヤズヒメの墓がこの断夫山古墳であると伝えられています。この事から夫を断つ山、断夫山古墳と名前がついたそうです。
熱田は歴史の宝庫ですね。

三種の神器・草薙の神剣（天叢雲剣・ｱﾒﾉﾑﾗｸﾓﾉﾂﾙｷﾞ）＝天照大神を祀る格式高い熱田神宮を紹介していきます。

熱田神宮の鳥居と本宮参拝所です。この奥に草薙の神剣を祀る本殿があります。
鳥居は伊勢神宮と同じ貴重な神明系伊勢鳥居型です。
始まりは1900年前の113年、日本武尊（ﾔﾏﾄﾀｹﾙﾉﾐｺﾄ）の嫁である宮簀媛（ﾐﾔｽﾞﾋﾒ）が草薙の剣を納めた事が始まり。それ以前は宮簀媛の屋敷があった緑区大高にある氷上姉子神社（元宮）に納められていました。
熱田神宮本宮の主祭神は熱田大神（御神体の事で草薙の神剣）となります。
この草薙の神剣の正体（霊魂）は伊勢内宮の祭神である天照大御神（ｱﾏﾃﾗｽｵｵﾐｶﾐ）とされ、伊勢と熱田は「一体分身の神」を祀る神社であり、日本国を支えるニ柱であるとされてきました。

相殿神には草薙の神剣と関係深い
・天照大御神（ｱﾏﾃﾗｽｵｵﾐｶﾐ）
・素盞嗚尊（ｽｻﾉｵﾉﾐｺﾄ）
・日本武尊（ﾔﾏﾄﾀｹﾙﾉﾐｺﾄ）
・宮簀媛（ﾐﾔｽﾞﾋﾒ）
・建稲種命（ﾀｹｲﾅﾀﾞﾈﾉﾐｺﾄ）
が祀られています。

熱田神宮本殿と緑区大高にある氷上姉子神社（元宮）です。
草薙の神剣を祀る熱田神宮創建まで時系列で並べると…

素盞嗚尊が八岐大蛇（ﾔﾏﾀﾉｵﾛﾁ）を退治→大蛇の尾から天叢雲剣（ｱﾒﾉﾑﾗｸﾓﾉﾂﾙｷﾞ）が見つかる→ 天叢雲剣を天照大神に献上→天孫降臨の際に霊魂を込め、八咫鏡・八尺瓊勾玉と共に神武天皇の曽祖父の邇邇芸命（ﾆﾆｷﾞﾉﾐｺﾄ）に託す→天皇家に三種の神器が伝わる→景行天皇の息子・日本武尊が東国征討に向かう際、叔母の倭姫命（ﾔﾏﾄﾋﾒﾉﾐｺﾄ）から天叢雲剣を授かる→尾張国にて宮簀媛と婚約→ 水軍を持ってた宮簀媛の兄・建稲種命と共に東国征討に向かい駿河にて賊の火攻めに遭うが草を薙ぎ払い逃れた事で草薙の神剣と呼ぶ（後の焼津）→宮簀媛と結婚→自身の形代として宮簀媛に剣を預けたまま、荒ぶる伊吹山の神の討伐に向かう→山中にて遭遇した白猪を神と知らず勘違いし毒気に遭い、故郷大和に戻ろうとするも力尽きる→魂は白鳥となり飛び立ち舞い降りた地が墓とされるが特定は現在までされてない（有力地は亀山・羽曳野・熱田）→宮簀媛は草薙の神剣を氷上姉子神社で祀り、その後熱田神宮を創建し熱田の地にて鎮座まします

熱田神宮のパワースポットを紹介します。
1段目左:こころの小径は神職のみが行けた本宮裏手の一之御前神社に続く道です。本宮参拝所より向こう側は聖域とされ立ち入り禁止でしたが、本殿の周りも参拝客のために開放されました。
右:清水社はその途中にあり水の神である罔象女神（ﾐｽﾞﾊﾉﾒﾉｶﾐ）が祀られてます。真ん中の石は楊貴妃の石塔の一部といわれ、３度水をかけて願うと叶うと言われてます。周辺の大楠にも注目です。こちらの大楠は手で唯一触れる事ができます。
2段目左:一之御前神社は天照大神荒魂（ｱﾏﾃﾗｽｵｵﾐｶﾐｱﾗﾀﾏ）が祀られ最も力が強い聖域とされる場所です。伊勢にも荒祭宮があり伊勢神宮との繋がりを感じ取れる場所ですね。
右:本宮裏手には参拝所が設けられてます。最も本殿に近い場所なのでここでお参りするのも良いです。
3段目:参道にある大楠は弘法大師・空海が手植えした物で神の遣いの蛇が住んでおり、見れると幸運が舞い降りると言われ、今は分かりませんが白蛇がいた時もありました。
大楠は七本あり見れるのは三本です。
八剣宮は本殿と同じ神が祀られ武士からの信仰が厚く信長や綱吉が護り続けた別宮です。

1段目:聖域である熱田神宮は豊かな木々に包まれ熱田の杜とも言われてます。
広大な敷地面積は約19万�u（6万坪）で東京ドーム5個分、飛地境内地を足すと約29万�uにも及びます。
境内には神鶏様もおられます。
鶏は天照大神の岩戸隠れの際、長鳴鳥として鳴声で気を引いたので神の遣いとして崇められてます。ちなみに神鶏様の多くは名古屋コーチンです。
そして神鶏様の卵は大楠にいる神蛇様に供えられてます。

2段目左:くさなぎ広場は宮宿の七里の渡しの船の往来をイメージした参拝者の為の施設です。かつては熱田神宮の宮宿は東海道唯一の海路でした。夜はライトアップされ素敵な雰囲気になります。宮きしめんで食を楽しめ、土産物も買えます。
右:草薙の神剣を祀る熱田神宮は全国から一流の刀剣が奉納されます。貴重な刀剣が展示され、刀剣の宝庫とも言われるのが新しく開館した草薙館です。
宝物館の方も古神宝・刀剣・和鏡・舞楽面・古文書・什器など国宝・重要文化財級の展示がされてます。

下の画像は太郎太刀です。刀剣乱舞ファンが会いたくて草薙館に来るそうです。次郎太刀もあります。
レプリカを実際に持ち、重みを感じることもできます。

素晴らしいスレですね。綺麗な写真ばかりある✨

ブルセラ

>>73
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