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アウディ(総合)
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レクサスなんかより数段高いわバーカ(笑)
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築45年以上のワンルーム。オートロックもない古びた建物の一室に、その男は暮らしていた。
坊主頭にメガネをかけた、40代の中年メタボデブ。家に帰ればまず炊飯ジャーの蓋を開け、しゃもじで白飯をすくい、そのまま口へと運ぶ。炊飯ジャーは彼にとってどんぶりの代用品であり、皿を使うという発想すらない。
テーブルの上には1.5リットルサイズのゼロコーラのペットボトルが転がっている。1日3本以上、それをラッパ飲みするのが日課。真夜中、汚れた鏡の前に立ち、スマホを構えて自撮りするのも習慣だった。薄暗い部屋と、生活感が溢れる背景を隠そうともしない。時には顔や局部まで無修正で掲示板に晒し、不特定多数にアピールする。彼にとって「ホスラブ」は生き甲斐であり、唯一自分を表現できる場所だった。
かつては改造したカブチョッパーにまたがり、ネットに誇らしげに写真を貼っていた。しかし飽きっぽい性格のせいか、それもすぐに売り払ってしまった。今では格安の中古アウディTTに乗り換え、夜な夜な「外車オーナー」である自分を誇示する写真をアップしている。
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だが現実の彼は孤独で、元アル中ゆえに精神科に通い続ける日々。メンヘラ気質で少しの言葉にすぐ怒り、掲示板でもしょっちゅう喧嘩を売っては叩かれている。素人童貞のまま40代を迎え、行き着いた先は看護師系の風俗。通い詰めるものの、嬢からは煙たがられ、たまに渡すプレゼントも喜ばれることはなかった。
食事は質素というよりも乱暴だった。ある晩、松屋に入った彼は牛丼を前に七味唐辛子を容赦なく振りかける。丼が真っ赤に染まるほどに。「味が薄いと無理だから」と言い訳しながら、額に汗を滲ませ、咀嚼し、ゼロコーラで流し込む。
そんな暮らしが繰り返される。
古びた鏡に映る自分を撮りながら、彼はどこかでまだ信じていた。
――掲示板のどこかに、自分を理解してくれる存在がいるのだと。
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こんばんは♪
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こんばんは♪
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>>730
裸革ジャケデブさんこんばんはw
あなたがカブチョッパーの人?
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築45年以上のワンルーム。薄汚れた壁にカビ臭い匂い。そこに住むのは、40代半ばの中年男
坊主頭に100キロ級の体を揺らし、彼は今日も鏡の前で自撮りをしていた。鏡は水垢と手垢で白く曇り、まるでモザイクがかかっているようだ。だが中年男は気にしない。むしろ「これが味だ」と思っている。
首元にはK-SMITHの犬の首輪みたいな太いシルバーアクセ。GUCCIのボディパック。全身ブランドで固めたつもりだが、アロハシャツにジャージという組み合わせが、すべてを台無しにしていることに本人だけが気づいていない。彼の辞書では「ブランド=お洒落」なのだ。
食卓は存在しない。代わりに炊飯ジャー。蓋を開け、湯気をあげる米をそのままレンゲで掻き込む。上から真っ赤になるまで唐辛子をふりかけると、米粒が見えなくなる。松屋で同じことをして店員をドン引きさせたのも記憶に新しい。喉が焼けても、横に転がるペプシゼロ1.5リットルを開けて一気に流し込む。1日3本は当たり前。彼の血はすでにカフェインと人工甘味料でできている。
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