今朝の日経新聞の記事を読んで、「ここまで風俗嬢が増えている現状」に対しての解が掴めたように思われた。それは、住宅購入に対しての”ペアローンの利用”だろう。

右肩上がりで上昇する住宅（購入）価格に対して、以前のような収入の高い側単独でのローンを組む事は、購入したい物件の価格からは余程の自己資金が準備出来ていない限り、無理になってきている。その為　首都圏では33.9％、関西圏では24．6％（2023年度）が夫婦ペアローンを利用して物件購入に至っている。そのうち、20〜29歳世代では単独ローンに比べてペアローンの利用は1.9倍、全世帯でも単独ローンに比べてペアローンの利用が多い状態にある。

こんな状況の中、女性側の就業形態には、正規雇用率が年齢と共に減少していく、所謂：「L字カーブ」の問題があり、これは男性が年齢と共に収入が上昇するのとは逆に頭打ち、または現状維持になる事を表している。

こういう背景から、当初描いたローン返済計画の遂行が困難になった女性が少しでも従前の収入よりも稼ぎたいとの思いで、風俗の世界に飛び込んでくるのだろう。

しかし、現状は・・・裸になれば稼げる時代ではない。